赤ちゃんを連れて美術館に行ったことはありますか?
たまには息抜きでアートに触れに美術館に行きたくても、美術館の静かな空間で赤ちゃんが泣き出さないか心配で行くのを躊躇ってしまうのではないでしょうか。
あまり知られていませんが国立新美術館には託児サービスがあり、子どもを預けて大人だけで展示を見ることも可能です。

今回、生後5ヶ月のベビーを連れて託児サービスを利用してみたのですが、ゆっくり展示を楽しむことができました!
今回は、国立新美術館の託児サービスを利用したレポートをお届けしたいと思います。
国立新美術館へのアクセス
国立新美術館は六本木にあるアートセンターで、国内最大級の展示スペースを生かして多彩な展覧会を開催しています。

電車で行く場合は、東京メトロ千代田線の乃木坂駅6出口が美術館直結のため便利です。六本木駅からも近く、4a出口から徒歩約5分、7出口から徒歩約4分で行くことができます。
国立新美術館の託児サービス
国立新美術館では託児サービスを提供しており、来館者の方であれば誰でも利用することができます。

お子さんを預けてゆっくり展示を楽しめるなんて便利なサービスですよね♪
託児サービスの詳細は以下の通りです。
スケジュール
原則、毎月第2木曜・第3日曜、および第4月曜が託児の日とされています。
月ごとのスケジュールは公式サイトで確認することができます。
利用時間
12:30~15:30(受付とお迎え時間を含みます。)
※展覧会の混雑により入場制限等があった場合も、託児時間の延長及び変更はありません。
場所
国立新美術館 3階研修室
利用料金
お子様1名につき、0歳~1歳 2,040円(税込) / 2歳~12歳 1,020円(税込)
料金は事前振り込み制です。
サービス内容
0歳児は「マンツーマン託児」。1歳児には2名に1人、2歳児以上は3名に1人のシッターさんがお世話してくれます。障害のあるお子さんも利用することができます。
申込方法
提携している託児サービス事業者のマザーズへ電話で申し込むことで予約することができます。
マザーズの電話番号は国立新美術館の公式サイトに載っています。
【体験談】国立新美術館の託児サービスを利用してみました

今回は託児サービスを利用して、「テート美術館展 光 ―ターナー、印象派から現代へ」を見に行ってきました♪
事前予約
利用日の1週間前くらいに事前予約をしました。
公式サイトに載っている提携事業者のマザーズに電話し、利用施設と利用日を伝えると、子どもの名前・誕生日・育児方法(母乳/ミルク)・住所・連絡先などを聞かれました。
詳細資料は郵送またはメール送付を選ぶことができ、申込書兼同意書と振込方法の連絡が送られてきました。申込書兼同意書は記入して当日持参、振込は利用日までに行います。
ベビーを預ける
予約当日、国立新美術館に到着しました!
月曜日の12時半頃に行ったのですが、平日でも結構混雑していました。
チケット売り場には列ができていたので当日買う場合は少し並ぶかもしれません。託児室にはチケットを買わないでも行くことができます。

入口から入ると右側と左側にエレベーターホールがあります。エレベーターで3階に上がり、中央付近にある研修室へ向かいました。

託児室はそれほど広くありませんが、会議机で囲まれた中心のスペースにおもちゃがあり、複数のシッターさんの目が行き届く感じで安心できました。シッターさんは5名ほどいて和やかな雰囲気でした。
申込書兼同意書を渡し、持ってきたミルクやおむつの説明を簡単にすると早速ベビーを預かっていただけました。

貴重品以外ならベビーカーや手荷物もまるごと預かってもらうことができるのでかなり身軽になります!
一人時間を楽しむ:美術展示
今回は「光」をテーマにした作品が集まる「テート美術館展 光 ―ターナー、印象派から現代へ」を見ました。
どの作品も、光と闇の対比や空間を使った芸術が美しいです。

(↑湖に沈む夕日/ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー)

(↑ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡/ジョン・ブレット)

(↑噴火するヴェスヴィオ山とナポリ湾の島々を臨む眺め/ジョゼフ・ライト・オブ・ダービー)

(↑ぶら下がったかけら/ペー・ホワイト)

(↑星くずの素粒子/オラファ―・エリアソン)
遠目で見て気に入った作品を中心に鑑賞したのですが、1時間ほどで見て回ることができました。
一人時間を楽しむ:ティータイム
お迎えの時間までまだ時間があるのでお茶をしました♪
国立新美術館から徒歩1分のところにあるお気に入りの紅茶屋さん、デンメアティーハウスへ。
こちらはウィーンに本店があるヨーロッパで人気のティーブランド・デンメアティーハウスのアジア1号店で、本場の紅茶やフルーツティーを取り扱っています。カフェスペースでは、好きな紅茶とウィーン菓子を楽しむこともできます。

美術館内のカフェはいつも混んでいますが、こちらは美術館からも近いのに穴場なんです♪
入口のレリーフがアンティーク調で可愛い!

店内にはブラックティー(紅茶)、フレーバードティー、フルーツティーがずらりと並んでいます。

茶葉の香りは試すことができるのでいつも迷ってしまいます。初めて来たときは30分以上茶葉を嗅ぎ比べしていました(笑)

カフェスペースは5卓ほど。席は1時間制でした。
家にもいくつか茶葉缶があるので、ちょっと珍しそうなものを。。たくさんあるお茶の中から、メディテーションティー(MEDITATIONSTEE)とザッハトルテを頼みました♪
メディテーションティーは10種類のハーブがブレンドされたハーヴァルティーで、甘酸っぱい中にオリエンタルな香りが感じられてとても美味しかったです。名前の通り、ぼーっと考え事をするのにぴったり。ザッハトルテはしっとりとした生地にアプリコットジャムがアクセントになっていました。


久しぶりの一人時間にほっと一息つきながらも、「今ベビーはどうしてるかなー?」と会いたい気持ちが高まっていました(笑)
ベビーのお迎え
ティータイムも満喫し、15時過ぎにベビーを迎えに行きました。
「泣いてるかなー?♪」と心配半分期待半分だったのですが、ベビーはとてもリラックスした様子でおもちゃを触っていました。シッターさん曰く、一度も泣かなかったとのこと!初めての託児だったので絶対泣くと思ったのですが、まだ人見知りが始まっていなかったので大丈夫だったみたいです。

ちょっぴり寂しい~~。けどごきげんで良かったです!!
帰りの際には託児中の様子を書いたこんなメモをいただくことができました♪

ミルクをほとんど飲まなかったみたいなので、授乳してから帰りました。国立新美術館の授乳室はB1階に2室あります。
さいごに
今回、生後5ヶ月のベビーを連れて国立新美術館の託児サービスを利用したのですが、ベテランのシッターさんに笑顔で見送っていただけ、安心して一人の時間を楽しむことができました。
ベビーカーを押しながら展示を見ている方もいましたが、赤ちゃんを預けると会場が混雑していても身軽に楽しむことができるのでおすすめです。

たまには赤ちゃんを預けて美術館巡りも良いですよ♪
赤ちゃん連れのおでかけの参考にしてくださいね。